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事例紹介

NPO法人 街のお助け隊コンセルジュ 理事長
青木 弘道さん

青木 弘道さん

『街のお助け隊コンセルジュ』の事業内容を教えてください。
日常生活でちょっと困ったこと――例えば電球の取り替えや片づけ、花壇への水やり…などの作業ができない高齢者(利用者)を、元気な高齢者(作業者=コンセルジュ)が助ける“有償ボランティア”を運営しています。利用者は始めに購入するクーポン券で、作業内容に見合った報酬を作業者に支払います。作業者が受け取ったクーポン券は、利用者が購入した額の半額分の品川区共通商品券と取り替えることができ、残りの半額は当団体の運営資金になります。利用者は速やかに低価格で問題を解決することができ、作業者は自分の特技を生かして“街の人の役に立てる”という生きがいを感じ、働くことで健康増進にもつながります。また、商品券の利用により商店街も活性化し、皆が和やかな暮らしを営むことができるのです。
金融機関に対するイメージは変わりましたか。
正直なところ、金融機関からお金を借りることには抵抗がありました。ですが、「女性・若者・シニア 創業サポート事業」では無担保で融資が受けられるというのだから、うれしい驚きでした。大東京信用組合さんを通じて、地域創業アドバイザーの兼松さんをご紹介いただき、事業計画書作成のアドバイスはもちろん、法人として拡大していくために必要な心構えなど様々なことを教えていただきました。融資で資金源を確保できたおかげで、次なる事業展開へも積極的に取り組める気持ちになれました。
次の事業展開とは、どのようなことですか。
高齢者問題は、日本全体が避けて通れない課題です。持続可能な“有償ボランティア”が各地に広がれば、困っている高齢者をもっと救うことができます。私たちの活動に興味を持って、これから真剣に行動を起こそうとしている人たちのお役に立てればという思いで、都内をはじめ全国各地でセミナーを開催しています。そのための資料づくりなどの準備にも、融資資金を充てることができました。
御社の強みや弱みはどこにあるとお考えですか。
営利追及事業とは違うので、高齢者の困りごとを解決するという使命を最優先にしています。クーポン券で支払える作業だけでなく、「どんな困りごとも相談にのる」という気持ちで、水道やガス修理、大工仕事などは提携業者に見積もりを取り、少し低価格で請け負ってもらいます。コンセルジュの登録をしている作業者は約90名。90代までの高齢者を中心に、大学生も活躍しています。一人暮らしの高齢者には、健康状態の見守りを兼ねて定期的に電話をかけるのですが、大学生たちがボランティアで手伝ってくれます。これからは、若い人たちをもっと巻き込んで活動していきたいですね。
これから創業を考えている方に一言お願いします。
融資や補助金、助成金を始めから当てにしているような運営はうまくいきません。ですが、有効に使えばいい薬になります。資金があれば、新しいことにも挑戦できます。私もそれを心にとめて活動を継続していきたいと思います。

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