事例紹介Case study

合同会社アグロインフォ
代表曽根 廣尚さん

曽根 廣尚さん

「アグロインフォ」の事業を教えてください。

「IoTとスマート農業の融合」をテーマに、主にハウス栽培(施設園芸)を対象に、「環境モニタリング」等の製品システムを提供しています。ハウス内にセンサーと通信機を設置し、収集した環境データをクラウドで処理して、スマホやパソコンで利用するシステムです。このシステムを使うことにより、生産者は収量増加や品質向上を期待できます。特徴は、光合成量、光合成最適温度等がわかることです。世界的にも例がない環境モニタリングシステムです。

創業のいきさつを教えてください。

以前は大手コンピューターメーカーの研究員として一貫して農業分野の環境モニタリングの技術に携わってきました。その経験や技術、農業関係者の人脈を活かそうと2016年に62歳で会社を起業しました。現在も私一人で製品の開発から製造、販売まで手掛けています。設立から4年目、2019年6月に開発した画期的な環境モニタリングシステムが多くの農業生産者様から支持され注文をいただくことになりました。2020年度は販売チャネルの拡充もできて黒字化の予定です。

本事業の利用に至るきっかけを教えてください。

融資を利用しようと特定非営利活動法人NPOビジネスサポートが主催した創業支援セミナーに参加したのがきっかけです。担当の小原さんに相談したところ、この事業なら「女性・若者・シニア創業サポート事業」の支援を受けられるのではないかと言われ、大東京信用組合さんを通じて申し込みました。

本事業の融資をどのように活用しましたか?

資金使途は登記費用、事務所機材、販売代理店契約保証金、事務所費用です。また、環境モニタリング製品600台の受注時に、製造費用として活用しました。

本事業からどのような支援を受けましたか?

アドバイザーの小原さんに販売促進活動の助成金などを紹介いただいて積極的に活用しています。設立時は一人で事業を進めていたので悩みや相談する相手が少なく、アドバイザーの存在は大変頼りになりました。ハンズオン支援を受ける中で、営業・販売面の弱点を補うよう助言され、農業関係者が集まる展示会への出展やホームページ制作などを進めました。販促費用等を助成してくれる東京都の制度など具体的に教えていただき、低コストで営業機会を広げることができました。

本事業を利用して良かった点はどこですか?

資金が乏しい状態でビジネスを立ち上げるのは難しく、といって借入れの負担もできるだけ減らしたい。そんなときに低金利な融資を受けられて助かりました。当初の計画に反して、収益を出せる製品は「環境モニタリング」だけとなりました。この製品をカスタマイズして販売したり、住宅分野に用途を広げるなどで継続してきましたが、ある研究者と出会ったことで一変し、飛躍的に収量増加や品質向上に貢献する画期的な製品に生まれ変わりました。ご利用いただいている生産者からも、非常に画期的な製品だと好評をいただいております。

創業をしようとしている方へメッセージをお願いします。

これまでの経験から「失敗してもよいから、やらない手はない」という言葉を贈りたいです。私も失敗したけれども、そこで培った技術やノウハウが今の製品に活かされています。それから人脈も大切です。画期的な製品は自分だけでは決してできません。資金の問題は融資制度などの利用で解決できるので、ビジネスアイデアや人脈があるなら「やらない手はない」と思います。

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